□秋保温泉は、奥州三名湯の一つ□

秋保温泉は、奥州三名湯にも数えられる、宮城県仙台市にある秋保町湯元にある温泉で、仙台駅から宮城交通特急バスで45分と仙台の都心からも近く、日帰り入浴でも利用できる便利な温泉郷です。

奥州三名湯は、秋保温泉以外に宮城県の「鳴子温泉」、福島県の「飯坂温泉」があります。

秋保温泉が開湯したのはいつ頃だかはっきり分かっていませんが、古墳時代にはすでに存在していたとも言われています。 泉質は、ナトリウム・カルシウムの「塩化物泉低張性中性高温泉」です。

第29代欽明天皇が皮膚病に感染した際、秋保温泉の湯に沐浴したところ数日で全快したので、皇室御用達温泉の一つとなり、「御湯」の称号をもらいました。

第29代欽明天皇は、その全快した喜びを
「おぼつかな 雲の上まで見てしかな とりのみゆかば あとかたもなし」
と御歌に詠んでいるほどです。

秋保温泉は御湯とされ、奥州最古の開湯場として知られていますが、「日本三古湯」ではありません。 ちなみに日本三古湯は、愛媛県にある「道後温泉」、兵庫県の「有馬温泉」、和歌山県の「白浜温泉」です。

□秋保温泉は、伊達政宗の入湯の場□

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平安時代から戦国時代にかけては、秋保温泉は佐藤家が「湯守役」つまり温泉の管理人を勤めており、また、秋保温泉は、伊達政宗の入湯の場としても利用されていました。

佐藤家は、現在のホテル佐勘です。 秋保温泉のホテル佐勘は、宮城県内でも最も古い温泉旅館で良質の弱温泉「あたたまりの湯」と言われています。

江戸時代に入り秋保温泉の源泉は一つしかなく、佐藤家が管理を勤めていたが、岩沼屋・水戸屋が佐藤家と縁を結び旅館開設しました。 現在も「秋保温泉岩沼屋」として名高い温泉宿であり、また、水戸屋も「ホテルニュー水戸屋」として健在です。

秋保温泉には、ホテル佐勘、岩沼屋、ホテルニュー水戸屋の他にも蘭 亭、緑水亭、瑞鳳などの名旅館があります。

□秋保温泉は、個人向けの高級旅館が建ち並ぶ温泉街□

秋保温泉は武家以外にも庶民の利用もでき、みんなに親しまれてゆき湯治場の一つとなりました。

大正時代では、秋保温泉と長町の間に秋保石の採掘運搬を目的とした馬車軌道が開通し、馬車軌道が開通したことによって、鉄道や石材軌道なども開通し、湯治客が足を運びやすくなりました。

秋保温泉は、バブル時期までは、たくさんのホテルや温泉旅館が開館し、たくさんの人や団体の観光客などが集まりましたが、バブル以後は団体客なども減っていったことで、ホテルや旅館が倒産したり買収されました。 現在は、個人向けの高級旅館が建ち並ぶ温泉街となっています。

宮城県では、3番目の観光地であり1番温泉地で入り込み客数が多いと言われ、名取川にそって旅館やホテルが建ち並び「秋保・里センター」を中心に広がっています。

□秋保温泉の磊々峡□

秋保温泉の周辺には、日本滝百選の一つ名取川にかかる滝があり、名取川上流に広がる峡谷や磊々峡(らいきょう)などの観光地がたくさんあります。 秋保温泉の「磊々峡」は、名取川の流れがひときわ狭くなる秋保温泉湯元付近にある渓谷で、めずらしい形の岩が並んでいます。

秋保温泉街の入口にある「覗橋」が磊々峡のほぼ真ん中にあり、この「覗橋」を挟んで上下約1kmの長さにわたり、深さが20mにも達する渓谷美が続いています。

下流側に向かって渓谷沿いに約700mの遊歩道が続き、遊歩道に沿って歩くと「八間巌」「鬼面巌」「鳴合底」などの奇勝や「三筋滝」「時雨滝」などの滝が織りなす美しさ、水辺に映える四季折々の新緑や紅葉を堪能することができます。

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